数字にこだわる人は収入も増える
「数字」の概念が、現在の資本主義の根幹です。原価に対して利益を上乗せして販売した瞬間に、売れれば「利益」が得られるのです。それは単純な算数の問題ではありますが、それこそがビジネスの根幹です。
「数字」はどのようなものにもついて回ります。1分は60秒、1時間は60分、そして一日は24時間で、1週間は7日間、そして1年は365日、それを80回繰り返せば、人生は引退の時期にさしかかります。それはみんな同じことであり、逃げられません。1円の積み重ねが100万円です。数字を大切にすることは、「お金を稼ごう」とすることにとってはとても重要なことです。私たちは常にこの「数字」に突き動かされているのです。数字を大切にすること、こだわることで、明らかに「収入」に繋がります。
「営業」という職種があります。その仕事の基本は「モノを売ること」です。モノを売ることはビジネスの基本です。そしてそのモノを売れば「どれだけの利益が得られるのか」ということが一番大切なことであり、「利潤」こそが会社を大きくするために必要な「数字」です。ビジネスで取り扱う「数字」の種類には実にさまざまなものがあります。営業マンは特にその「数字」を重視する職種です。
「何件電話をかければアポイントメントが獲得できるのか」というアベレージ、そして「何回商談すれば成約するのか」というアベレージ、「一件の成約で売り上げがどれだけあって、どれくらいの利益があるのか」というアベレージ等々、「数字」とずっと関わらなければいけない仕事が「営業」です。そして「数字にこだわる」ということを行えば、「今月の目標、達成しないぞ」というような危機感にもつながります。
そして一般的な営業マンは「インセンティブ」を得る場合も多いものです。「一件でも多く売れば収入が増える」というような具合です。「売れる」人は会社も大切にしますから、インセンティブがなくても給与は上がります。つまり、数字にこだわることで収入が増えるのです。この基本原則を理解しているかどうかで、収入の明暗、そして会社の中でのポジションが左右されます。逆に「売れない営業マン」は「仕事をしていない」とみなされても仕方がないのです。
ビジネスには階層があります。その中でも最前線にあるのが「売る」ということです。それらの売り上げの積み重ねが会社の売り上げであり、そこから得られる純利益が会社の「価値」です。株式会社であれば、価値が高い会社の株価は上昇し、さらなる資本を得ることができるのです。
「数字」にこだわるということは、この「売上」や「利益」に対して厳しい感覚を持つということです。組織のひとりひとりがそのような感覚を持ち合わせていれば、全体としての成績も良くなるのは当然ですし、またどれだけ状況が厳しくても「自分だけは諦めない」という姿勢があれば、その分やはり売上は伸びるのです。仕事は人が行うものですから、「意識」が売上に直結するということなのです。
そしてそのような人材は組織にとっても有用であり、「他の企業に移られる」というようなことがあれば会社の損失なのです。そのような人物の給与が上がるのは当然です。ですから、数字にこだわればお金を自然と稼げるのです。