ビジネスとは効率

仕事にはさまざまなものがあります。100円ショップとブランドショップでは、売っているものの値段が違います。ただ、「売れる個数」も違います。収益性から考えて、どちらの効率がいいのか、考えてみるのも面白いかもしれません。

ビジネスは人が持つ「時間」の積み重ねです。何もせずにモノが売れるなどということはあり得ないことで、そして手をかければかけるほど「売れる」というわけでもないのです。すべては「需要次第」であり、人が「欲している」ことに対して何を提供できるのかということになります。ビジネスは誰かが「買う」ということをしなければ成立しないのですから、当然のことではあります。

私たちには限られた時間しかないのですから、その時間を最大限に活用して「モノ」を売る必要があります。私たちの取り組みのすべてが売り上げにつながるほど、世の中は甘いものではありません。すべての物事がうまくいくものでもありません。時間をかけて作った製品が、全然売れないというようなことも多々あります。売れると思って大量に在庫を持ってしまった商品がまったく売れないということもあります。すべては「読み」が大切です。

在庫を持つようなビジネスでは、「いくら在庫しているか、どれだけ回転しているのか」ということも重要です。もちろん仕入れた金額よりも多くの金額を売らなければ「赤字」になってしまうものですから、「仕入れ」は慎重に行う必要があります。「在庫」は「リスク」でもあるのです。だからといって仕入れの数を少なくしてしまえば、今度は「売れる」のにモノが無いという事態に陥ります。そうなると「売り逃し」の状態です。買いたい人が沢山いるのに、「売れない」ということになります。

すべては「バランス」です。「これはこれだけ売れるだろう」という「予測」が大切であり、欲しい人が欲しいときに買えるような状態が理想です。一部の大人気商品では、「モノの奪い合い」になるほどプレミアがあるようなアイテムもあります。ですが、そのようなものは一部の商品だけです。さらにさまざまな店舗で流通しているようなものはそちらに顧客を奪われてしまうかもしれません。

ビジネスにおいて「勝機」というものがあります。「今」これを売れば当たるはずだという「読み」が大切です。それを繰り返し的中させることで、効率の良いビジネスが実現できるのです。地道に売っていこう、少しずつ歩んでいこうという姿勢はもちろん大切ですが、すでに大規模なビジネスに発展したような案件では、そのようなことだけを行なっていると「損」の連続になってしまうかもしれません。「損」をするということはその案件に関わる人の「給与」に関係することです。

効率の良いビジネスを展開し、関わる人すべてに利潤が行き渡るようにすることが、収入アップのポイントです。誰から見ても文句がない状態とは、「問題なく売れている」状態でもあります。「効率」とは同じ時間でより多くの売り上げを出せることです。そのようなことを意識し続けることが、組織にとっても自分にとっても、そして関わる人すべてにとって「良い事」なのです。

効率を考えることで、収入を増やしましょう。

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